
ネタバレなし感想です。
あらすじ
雨音が聞こえ、藤木は目を覚ました。しかし、彼がいたのは体がなじんだ安アパートではなく、深紅色の奇妙な形をした岩に囲まれた峡谷だった。
「どこだ、ここは。なんで俺は、こんなところにいる…。」
必死で記憶をたどるが、ここに来るまでの記憶に霧がかかったように思い出すことはできない。藤木のそばには、水筒とランチボックスと、銀色のポーチが置いてある。中には携帯用のゲーム機とカセットが入っていた。ゲームを起動する。安っぽいファンファーレとともに画面いっぱいに文章が映し出された。
「火星の迷宮へようこそ。
ゲームは開始された。無事に迷宮を抜け出て、ゴールを果たしたものは、約束通りの額の賞金を勝ち取って、地球に帰還することができる。」
同じように集められた男女9人。生き残りをかけたサバイバル・デスゲームが、幕を開ける。
【クリムゾンの迷宮】を読んでの感想
発売が1999年と、今から約30年前の作品だが、全く古さを感じさせない作品だった。
ホラー文庫から出版されているが、ホラーよりもサバイバルやデスゲームの風味を強く感じた。
私は普段、デスゲーム物を読んだりすることはなく、ホラーの部分に惹かれてこの作品を読んだのだが、みるみるうちにデスゲームというもののスリリングな展開と、謎に迫っていくわくわく感にはまってしまった。
サバイバルゲームでの未知の生物に対する緊張感や、デスゲームの探り合いや雰囲気がよく伝わり、ハラハラしながら先が気になって止め時を失う面白さだった。
調べてみると、漫画版も刊行されているよう。確かに漫画映えしそうな作品だなー。
3巻で完結していてアマゾン評価もすべて星4以上と好評なので、kindleで読んでみようかな。映画化されているデスゲームは視聴するが、小説で展開されているデスゲーム物って、ほかにどんなものがあるんだろう?
この本でそのデスゲームジャンルの面白さを身をもって知ったので、次回読む本を選ぶ時の選択肢にしっかり入れておこうと思う。
